みなさんは「クッシュ(Kush)」というものをご存じでしょうか。大麻の品種の一つであるクッシュはTHC含有量が高く、日本では違法です。クッシュ系の品種には独特な香りがあり、日本ではクッシュ系フレーバーのCBD製品が注目されています。
本記事ではクッシュという成分について、その特徴や品種などを解説します。
クッシュとは
クッシュ(Kush)は、大麻(マリファナ)の品種の一つです。大麻の品種としてはポピュラーなものですが、THC含有量が高く、日本ではもちろん違法とされています。
クッシュという名前は、アフガニスタンやインド、パキスタンなどにまたがるヒンドゥークッシュ(Hindu Kush)地域で作られたことが由来です。
CBDリキッドやワックスなどで「クッシュ」とある製品は、「クッシュ風」フレーバーのCBD製品であり、違法ではありません。
クッシュのなかでも、とくにポピュラーなものが「OGクッシュ」です。1970年代にアメリカに持ち込まれた品種であり、そこからサディバとインディカの掛け合わせによって誕生した「ハイブリッド品種」とされています。
クッシュの特徴
では、クッシュにはどのような特徴があるのでしょうか。クッシュの特徴として、THCの配合率の高さや柑橘系の芳醇な香りが楽しめること、本体は明度の高い緑色であることなどを解説します。本章を参考に、クッシュの特徴を理解してください。
THCの配合率が高い
クッシュ(Kush)の特徴としてまず挙げられるのが、「THC含有率」の高さです。クッシュのような大麻品種には、カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれており、品種によってこの割合が異なります。
一般的にクッシュは、他の大麻品種よりもCBD含有量が少ない傾向です。一方THCの含有量が多く、品種によってはTHC含有量が25%前後、CBD含有量が1%前後となります。
日本では、THCが含まれているものは「違法」です。CBD製品であっても、THCが含まれていたり、成熟した茎や種子以外から抽出されたりしたものは規制の対象になりますので、注意してください。
柑橘系の香り
クッシュは、大麻の中でもさまざまな香りを持つ品種とされます。最も強く感じられるのは、「柑橘系」の爽やかな香りです。柑橘系の香りのほかにも、「土」や「麻」といった自然由来の香りも挙げられます。森林にいるような清々しさを香りからも感じられるため、その香りは「クッシュ風」フレーバーとして、CBDリキッドやワックスなどにも使われています。
この香りの正体は、クッシュに含まれている「テルペン類」です。テルペン類とは香りの「元」であり、それを調合して作られていることによって、柑橘系の爽やかな香りや土・麻の香りを感じられるのです。
テルペンは自然界に存在する成分であり、雌の大麻草である「トライコーム」に含まれています。
クッシュを吸引すると自然由来のさまざまな香りを存分に感じられることが、大麻合法の国や地域で注目される理由です。
明度の高い緑色
クッシュの特徴は、その色にもあります。クッシュは明度の高い緑色であり、その鮮やかな見た目が特徴的です。
クッシュの葉は、やや紫がかった深い緑色の植物です。また表面には細かな「毛」があり、この毛は錆のような色味をしています。形状としては「松ぼっくり」のような丸みを帯びた形をしています。
緑は「安らぎ」「癒し」を与える色として知られており、リラックス効果を得たい場合にも活用される色です。鮮やかな緑色が安らぎを与えてくれることも、クッシュの特徴といえるでしょう。
クッシュの代表的な品種
同じクッシュであっても、それにはいくつかの品種があり、品種ごとに製造国や香りが異なります。本章ではクッシュの代表的な品種として、以下の5つをピックアップします。
- OG Kush
- Banana Kush
- SFV OG Kush
- Purple Kush
- Master Kush
それぞれの製造国や香り、その特徴を解説します。
OG Kush
「OG Kush(オージークッシュ)」は、クッシュのなかでもかなりポピュラーな品種です。1992年に誕生して以来注目され続け、現在ではクッシュ種の代表品種となりました。
OGクッシュは、マット・ババ・バーガーとジョシュ・Dによって作られた品種です。1990年代、マット・ババ・バーガーがアムステルダムからフロリダに種を持ち込み、ジョシュ・Dにその栽培を託しました。
ロサンゼルスで作られたこのクッシュは、非常に強い「精神的効果」が期待できる品種とされています。リラックス効果が高く、なかには吸引後すぐには立ち上がれないという声があるほどです。
これはその他のクッシュ系よりも、THCの割合が高いことが理由と考えられます。
Banana Kush
「Banana Kush(バナナクッシュ)」は、その名前のとおり香りや味が「バナナ」に似ていることから、この名前が付けられたクッシュです。バナナに似たやや甘い香りなどから心を落ち着かせる効果や、エネルギーを与えてくれるといった効果があるとされます。
こちらのクッシュは、大麻が合法とされる国や地域では、うつ病や不安症などで悩む方にも人気のある品種です。吸引することで、安心感を与えてくれるとされます。
Banana Kushは、Ghost OGとSkunk Haze系統といった2種類のクッシュを交配させて作られた品種であり、いわゆる「ハイブリッド品種」と呼ばれるクッシュです。
SFV OG Kush
「SFV OG Kush(インディカ・ドミニク・ハイブリッド)」は、数多いクッシュのなかでも、とくに作用が穏やかなものに分類される品種です。多幸感や幸福感を穏やかに感じられるため、激しい感情のたかぶりなどはありません。
SFV OG Kushは、Afghani株とSFV OG株の2種類の株が交配して、誕生したとされています。
SFV OG KushはBanana Kushと同様に、大麻が合法とされる国や地域でうつ病や不安症に悩む方にも使用される品種です。また、何らかの「疼痛」を抱える方の治療の際にも使用されています。これはSFV OG Kushに鎮静効果が含まれているためです。
リラックス剤としてだけでなく、鎮痛剤としても活用されている点が、他の種類のクッシュとは異なります。
Purple Kush
「Purple Kush(パープルクッシュ)」とは、名前からもわかるように「クッシュ」と「アフガニパープル」の2種類を掛け合わせたクッシュです。Purple Kushの特徴には、高いリラックス効果が挙げられます。また、これまでにご紹介したクッシュと比べてもリラックス効果の持続時間が長いとされており、一度の吸引で長時間穏やかな気持ちをキープすることが可能です。
リラックス効果と似ていますが、「ストレス軽減」という点でも注目されています。さらにSFV OG Kushと同様に、大麻が合法とされる国や地域では、痛み止めの薬(鎮静剤)として活用されることもあります。
Master Kush
アムステルダムで誕生した「Master Kush(マスタークッシュ)」の特徴は、何といっても香りにあります。芳醇かつさわやかな柑橘系の香り漂うMaster Kushは、「質の高い」リラックス効果を得られるとされています。
一時的にリラックスするのではなく、心から「ホッと」一息つけるとされ、仕事の休憩時間などにもぴったりです。身体活性作用も含まれているため、その後の仕事も捗ることも期待されます。リラックス効果と活性作用のバランスが良いことが、大麻を合法とする国や地域で注目される理由のようです。
このクッシュは、クッシュとスカンクの交配によって誕生した品種であり、双方の品種の「特徴」を併せ持ったクッシュです。仕事で集中したいときにはもちろんのこと、運動の前にも使用できるとされます。そのため大麻が違法ではない国や地域では、幅広いシーンで活用され、愛好家から高い支持を得ています。
OG KushはCBDリキッドのフレーバーとしても人気
クッシュをはじめとする大麻の所持は、日本では違法です。しかし、THCを含まないCBD製品は問題なく使用できます。
skewでも、「OG Kushフレーバー」のCBD製品を購入可能です。原材料となるCBDはもちろんのこと、フレーバーや商品デザインにもこだわって作られるskewの製品は、多くの愛好家から高い人気を得ています。
skewが販売するOGKushフレーバーは、フレッシュなレモンとアーシー(土系)な松の香りが心地よい仕上がりとなっており、香りだけでもリラックスできてしまいそうです。
また、初心者に必要なアイテムがすべて含まれた「スターターセット」が販売されているため、初めての方でも安心です。もちろんカートリッジのみでの販売もしているため、普段から使用している方も利用できます。興味のある方は、チェックしてみてください。
まとめ
クッシュは、大麻の中でもTHCの含有量が高い品種です。多幸感やリラックス効果を期待できるうえに、手軽に吸引できるため、大麻が合法とされる国や地域ではポピュラーとなっています。
代表的なクッシュの品種としては「OG Kush」「Banana Kush」「SFVOG Kush」「Purple Kush」「Master Kush」といった5種類があります。
日本では、大麻は違法です。禁止成分であるTHCを含まず、成熟した茎や種子以外から抽出していないCBDリキッドやワックスのみで、「クッシュ風」のフレーバーを楽しむようにしましょう。柑橘系の爽やかな香りや、土や麻といったアロマを思わせる香りが楽しめます。
どのようなCBD製品を購入するか悩んでいる方は、ぜひskewのホームページをチェックしてみてください。