CRDとは?CBDとの違い、CRDリキッドを買うときに気をつけることも解説

CRDとは?CBDとの違い、CRDリキッドを買うときに気をつけることも解説

最近、CRDが配合されたリキッドがいろいろなCBDショップで売られています。CRDとはなにかの成分なのか?どんないいところがあるのか?買うときに気をつける点はあるのかを解説していきます。

CRDとは?

CRDとはCrystal-Resistant Distillate(クリスタル・レジスタント・ディスティレート)の略称で、直訳すると耐結晶化ディスティレートとなります。CBD、CBNなどと一緒に並べられると、CRDも何かの成分やカンナビノイドといった雰囲気がありますが、そうではありません。あくまで結晶化しない/しにくいディスティレートを意味します。

※ ディスティレートとは直訳すると蒸留物という意味しますが、CBD関係では液状・半固体のブロードスペクトラムCBDを指すことが多いです。

CBDとCRDの違いは?

CBDはカンナビノイド成分で、CRDはCBDと他の結晶化しにくい成分が混ざったものです。CRDは言ってしまえばブロードスペクトラムCBDの一種と言えます。ただ、結晶化しにくいという理由で、リキッドユーザーの方から注目されています。

左からCBD90%、CBD50%のリキッド、CBD50%程度のCRD

CRDの種類

CBD単体や高濃度だと結晶化してしまうので、他の成分を混ざった状態にすることで結晶化しにくくしたものがCRD、というのが基本的な考え方です。他の成分には、例えばテルペン類やカンナビノイド(CBCやCBT)をはじめ、常温で液体の成分が多いです。

市場にはいろいろな種類のCRDが出回っていますが、製造方法や成分にバリエーションがあります。

CRDの種類①カンナビノイドをブレンドし作られるCRD

日本国内で流通しているものは一番これが多いかもしれません。CBCやCBTなどは常温でも液体で、結晶化しません。CBDをベースに、CBCやCBTなどの常温で液状のカンナビノイドを混ぜることで液状を保ちます。このようなCRDは入っている成分が明確で、比較的安心して使用できます。

CRDの種類②CBD等の抽出過程で作られるCRD

①に並んで流通してるCRDが、このタイプのCRDだと思います。少々専門的になりますが、CBDを抽出する過程で作られます。

CBDは最初からCBD単体として存在するわけではなく、他の多種多様なカンナビノイドが含まれるクルードオイルに含まれた形で存在します。そこから様々な工程を通じて、THCやCBDを単離していきます。この工程のあとには単離されたCBD(要はCBDアイソレート)と、「その他」が残ります。この「その他」のオイルには単離しきれなかったCBDはもちろん、CBN、CBG、CBCといったマイナーカンナビノイドが豊富に含まれています。この「その他」がCRDとして流通します。

このタイプで流通しているCRDの成分分析表を確認すると、CBDが40%〜50%、その他カンナビノイドが10-20%含まれていました。では、残りの成分は何かというと、(1)テルペン類、(2)検査機関では検知できないマイナーカンナビノイド、(3)その他麻成分となります。

もちろん、CRDを生産している業者によってはあとからカンナビノイドやテルペン類をブレンドしているパターンもあるかもしれません。完全に麻から抽出されたものなのかどうかは、お客様のニーズに合わせて購入前に確認することをおすすめします。

CRD製品を購入するときに気をつけること

①意図しない成分が入っていないか?

CRD製品が気になる人は、なるべくヘンプから抽出されたもので出来たリキッドを使いたい自然志向の方が多いかと思います。一方で、単にCRDであるからといって、完全にナチュラルなものだと思ってはいけません。

見た目は違うが、どちらがCRDと聞かれると成分分析しないとわからない

もしかしたら何かしらのオイルを混ぜてCBDの濃度を下げることで、結晶化しにくいCRDとして売っているかもしれません。なぜなら、CRDはあくまで「結晶化しない/しにくいディスティレート」という意味だからです。購入の際には、製造者に確認し、成分分析表をチェックしましょう。大前提として、信頼できるメーカーから購入するのが大事なのはもちろんです。


②割合に気をつける

CRDで検索をかけると、「CRD90%」「CRD95%」といった商品が並びます。超高濃度に見えますが、CBDやCBNの濃度は書いていません。市場に出回るCRDの多くがCBD40%~50%であることを考えると、CRD90%の製品は実質CBD50%の製品と考えても良いかもしれません。

まとめ

CRDという新しいキーワードは、カンナビノイド x リキッドの進展で登場してきたので良いことですが、ちゃんと意味を理解しないと、ちょっとがっかりするかもしれません。

ちなみに、著者が試しに仕入れてみたCRDをそのまま吸ってみると、しっかりとしたヘンプ感がありつつ、ほんのりとした甘さがあり美味しかったです。スキューではニーズがあればそのまま製品化というのも考えています。

【追記】skewでCRDを使ったリキッドを吸いたい方はこちら

CRDを配合したリキッドで、90%以上もの成分がカナビス由来で出来ています。残りの数%も天然テルペンを使用しており、100%天然成分でできたリキッドです。skewで利用しているCRDは本記事で言う②で、カナビス成分のみで出来ていますが、CRDの配合で柔らかな甘味を感じることができるリキッドになっています。

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