CBDリキッドを吸っていると、リキッド中に結晶ができていることがあると思います。不良品じゃないか、品質が悪いのか、と不安になったりするかもしれませんが、結晶化は悪いことではありません。結晶化の原因と溶かし方を理解して、楽しいリキッドライフを送りましょう。
この記事では、いま対応策が必要なユーザー向けに溶かし方を、次に理由に興味があるユーザー向けに理由について解説します。
結晶化したリキッドの溶かし方
ドライヤーで温める
一番てっとり早い方法がこの溶かし方で、ドライヤーをカートリッジに当てるだけちシンプルです。
一旦吸う分にはコイル部分だけ溶かせば問題ないので、時間がないときにもおすすめです。
湯煎して溶かす
しっかり溶かすならこの方法で、袋などで密閉して温めたお湯にドボンするだけです。カートリッジ本体をお湯に直接いれてしまうと、空気穴に水が入ってしまい、破損の原因になったりするのでおすすめしません。
また、袋は100度ぐらいの熱には耐えられるものを使うようにしてください。袋が溶けてカートリッジにくっついたりするとかなり面倒ですし、体に害があるかもしれません。
ちなみに、70度から80度でCBDは溶けますが、面倒な方は沸騰させたお湯の加熱を止めて、そのまま入れても良いでしょう。70度の目安は鍋の底に気泡がちらほらつくぐらいです(写真下)。
湯煎ははお湯の準備が少し面倒ですが、全体をしっかり熱することができるので、結果的にきれいに溶かすことができます(写真下)。一度きれいに溶かせば、再度結晶化するまでに時間がかかるので、結果的に時間も節約できると思います。
なぜ結晶化するのか
濃度が高い
CBDリキッドは基本的にCBDを何らかのベースオイル(例:MCTオイル、PG/VG)などに溶かして作られていますが、それぞれにCBDが溶ける限界があります。例えばMCTオイルだとCBDは40%程度が限界で、MCTオイルにCBDを50%や60%入れたりすると簡単に結晶化してしまいます。ここの何%溶けるかという数字は他のカンナビノイド(CBG/CBN等)やテルペンの配合でも変わります
skewでは60~70%の濃度のCBDリキッド製品を販売していますが、skewのベースオイルの限界に合わせて、ギリギリの濃度を溶かしています。もしかしたら生産バッチや購入のタイミング(寒い季節など)によって、少し結晶化していることもあるかもしれませんが、品質には問題ありません。skewのユーザーにはコアな玄人が多いため、結晶化に対応できる人が多いと判断し、高濃度にすることを優先しています。
気温の変化
冬になると結晶化が増えると思いませんか?その感覚は正しく、気温が下がると結晶化しやすくなります。前述のベースオイルに溶けるCBDの量は気温に比例し、温かいと溶けやすく、冷えると溶けにくくなります。
下の写真は同じCBGリキッドですが、左は常温、右は冷蔵庫で1-2日保管したもになります。冷蔵庫で保管したものが結晶化していることがわかるかと思います。
普段から使うリキッドはなるべく常温の環境で保管し、長期間使わないリキッドなどだけ冷蔵・冷凍庫で保管するようにしましょう。
最後に:どうしても面倒な方は、濃度低めのCBDリキッドを選ぼう
これまで結晶化について書いてきましたが、品質が悪いことではないと理解していただけたかと思います。ただ、慣れない方にとってドライヤーや湯煎で溶かすのは面倒なのも事実です。そういった方は結晶化しにくい、比較的濃度が低めの製品を選ぶと良いでしょう。
例えば、MCTオイルベースのリキッドであれば、30%程度のリキッドであれば大丈夫だと思います。PG/VGベースのものであれば10%以下であれば結晶化しにくいでしょう。自分の好みやシーンに合わせて、楽しいリキッドライフを!