
本記事執筆時点で、AmazonへのCBD製品の出品は禁止されていましたが、2022年5月以降日本での販売限定でCBD製品の販売や購入ができるようになりました。
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CBD製品に興味を持ち、購入を検討される際にAmazonなどのショッピングサイトでまず検索する方が多いと思います。
CBDで検索してみると、検索結果にそれらしい製品が並んでいますが、実はAmazonではCBD製品の販売は禁止されています。
この記事ではAmazonでCBD製品(または、それらしきもの)を購入するリスクについて書きました。
目次
- CBDとは?
- AmazonではCBD製品を購入することはできる?
- AmazonはなぜCBDの販売を禁止しているのか?
- AmazonでのCBD製品の購入がおすすめできないのはなぜ?
- CBD製品はどこで購入するべき?
1. CBDとは?
カンナビジオール(CBD)は、大麻植物に含まれる100種類以上の化合物の一つです。これらの化合物はカンナビノイドと呼ばれます。
CBDには、精神作用はありませんが、CBDの他にもう一つの有名なカンナビノイドとしてテトラヒドロカンナビノール(THC)がありますが、THCは精神活性成分です。THCは日本国内での所持・利用は禁止されています。
CBDはスポーツ、スキンケア、リラクゼーションなど様々な用途で世界中で使われており、近年注目を集めている成分です。
CBDについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2. AmazonではCBD製品を購入することはできる?
結論としては、商品としていくつか出品されているため購入は可能ですが、Amazonでの購入はおすすめしません(理由は後述)。
実は、AmazonではCBDの販売を禁止されています。
Amazonの栄養補助食品関連の出品禁止商品の欄に以下の記載が追加されています。2021年6月時点では公式にAmazonでのCBD製品の出品が禁止されています。
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その他Amazonが販売を許可していない商品(以下は例)
- ゲルマニウムが含まれているサプリメント
- カンナビジオール (CBD) が含まれている商品。
またAmazonでのCBDの取り扱いについて、2021年7月にAmazonに直接確認してみたところ以下の回答が得られました。
CBDが含まれている商品については栄養補助食品に該当する食品関連だけでなく、amazonポリシー上販売できない商品となっていることから、化粧品や電子タバコ関連も出品NGとのことです。
※上記画像内に掲載されているURLはAmazon出品者のみ確認可能です。出品者の方はこちらをご覧ください。
3. AmazonはなぜCBDの販売を禁止しているのか?
日本でも合法であるにもかかわらず、なぜAmazonでは禁止されているのでしょうか。
背景には米国のFDAによるCBDに対する警告が背景にあると考えられています。ニューヨーク市ではCBDの販売が禁止されています。
Amazonは世界中でサービスを展開しており、州ごとや国ごとで規制の異なるCBDを取り扱うことはリスクであると考えているのではないでしょうか。
日本では取り扱いOKですが、国や地域によってはNGのところもあります。
地域や国ごとにルールを変更して運用するのはAmazonのような大企業にとっては非常に難しい問題でもあるので、市場規模がまだまだ大きくないCBDを特別扱いで対応することは現時点では難しいということかもしれません。
ただ、2021年7月にイギリスのAmazonで一部の有名ブランドのCBDが販売されるようになったことのことです。
Amazon UKでCBDが買える〜招待されたCBDブランドのみという試験的な販売です。CBDfxもそのうちの1つに選ばれました🥰#Amazon pic.twitter.com/cemV3NJ8U4
— Mariko 🥑【CBDfx Japan代表】 (@CBDhonpo) July 1, 2021
現時点では現在は招待されたブランドのみが出品可能のようですが今後拡大していき、日本でも取り扱いが可能になる日は近いかもしれません。
4. AmazonでのCBD製品の購入がおすすめできないのはなぜ?
先ほど述べたとおり、AmazonではCBDの販売を禁止していますが、実際にCBDで検索してみると、それらしい商品が検索結果に表示されます。
しかし、そのような商品を購入することはおすすめしません。
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CBD成分が含まれていると見せかけて、実は含まれていない
まず、こういった製品はCBDが入っているように見せかけているだけのことが多いです。
例えば、ヘンプオイルという名称の製品ですが、ヘンプを原料にした油で、必ずしもCBDが含まれているわけではありません。
また、睡眠改善やリラックスといった効果をうたうことで、CBD配合を見せかけていることもあります。
このような製品を細かくチェックすると成分にCBDが書いてなかったり、細かい成分表の記載がなかったりします。
購入前に成分表や商品説明をしっかり確認しましょう。
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信頼できない業者である可能性が高い
AmazonでCBD製品を販売しようとすると、Amazon運営に見つからないようにしないといけません。具体的には、一部の事業者はページ内にCBDの記載をしない、CBDではなくその他の表記を使用することでAmazonに見つかれないようにしています。
このような行為をする業者の販売する製品は、商品の品質や価格も不当なものである可能性があります。
このような理由で、AmazonでCBD製品を購入することはおすすめしません。どうしてもAmazonで購入したい場合は商品情報、レビュー、販売業者をしっかり確認するしかありません。
5. メルカリでの購入は危険?
Amazon以外にもメルカリでの購入も原則おすすめすることはできません。
メルカリではどこのものとものわからない製品が非常に沢山出回っており、正規の輸入手続き等を経ていないと思われる商品や、そもそも日本の法令に違反する可能性があるものも掲載されています。
メルカリでは出品時に商品のチェックはされていますが、それでもあまりにも安すぎる商品や怪しい商品が多数掲載されています。
出品者も事業者ではないので体内にいれるものを購入するのは基本的に危険であるため、特に初めてCBDを購入する方にはおすすめできる選択肢ではありません。
但し、有名なブランドの商品が未開封で安く購入できる場合もあるのでそういった使い方をされる場合は利用しても問題ないと思われます。
6. CBD製品はどこで購入するべき?
では、CBD製品はどこで購入すればいいのでしょうか。
日本国内では百貨店や専門店など、実店舗でCBD製品を販売をしているケースも増えてきていますが、まだまだ数は少ないです。
また楽天市場やヤフーショッピング、またはCBD専門のECサイトでも購入できますが、BASEなどの登場により誰でもECサイトは作れるため、多くの店舗が乱立しており選ぶのが難しい状況です。
但し、その中でも楽天市場は出店審査が非常に厳しく、楽天市場内の店舗または楽天市場に出店している企業が運営しているECサイトについては、一定の信用性は担保されていると考えられるので安心できる選択肢ではありそうです。
またよりお得に購入される場合はCBDの専門通販サイトで購入する方がお得に購入できるケースが多いようです。
買いたい商品が決まっている場合はそれぞれを比較して購入されるのが良いかと思います。レビューやランキングなどを参考にしましょう。
参考文献
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